ワンピース航海記録 | 新刊/考察/感想/漫画/アニメ/映画

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第862話「頭脳派」 3つ目にも涙

 862話の感想です。扉絵リクエストは「若かりしバギーとシャンクスが花札をしているところ」。ロジャー海賊団で絶対あったであろう光景ですね。何か賭けていそうだ。背表紙は「ナミの本音」。先週の「ナミの真意」と合わさった連続ナミです。


 もうすぐ作戦が始まるのにも関わらず、爆睡しているルフィ。ジンベエが顔をビンタしてもなかなか起きない様子に、ナミ達はもう食べ物でしか起きないと判断します。一方外ではサンジとプリンがゼウスに乗って式場を回ります。そこに料理長シュトロイゼンが他のコックたちと共にウエディングケーキを運んできます。誓いの場となるケーキへ運ばれるサンジ、マムの子ども達に囲まれた席へ案内されるヴィンスモーク家、刻々とジェルマ支配計画が進行される中、カタクリは未来を視ますが・・・。

 


 遂に結婚式へ突入した今週話。プリンの涙やカタクリの未来視、そしてルフィの突入と見どころは多いですね。多くの読者が待ちわびたであろうサンジとプリンのキスの場面は、わりと予想されていたような展開でしたが、サンジの良さをしっかりと出せていたと思います。描写少ないけど。


 2週間ぶりとなりましたが、それを取り戻すかのような展開の早さです。一時期のフェアリーテイル並みですが、個人的にはもうちょっと見せて欲しいですね・・・。ネットでカタクリ大したことないとか見たくないのが理由ですが。


 ところで今回のタイトルは「頭脳派」ですが、これ誰のことを指しているのでしょうか。個人的にはルフィとカタクリだと思うのですが、皆さんは誰だと思います?

登場キャラ


・ルフィ
 いよいよサンジ奪還のために作戦を始めるというのに爆睡してます。もちろん本気ではないでしょうがジンベエのビンタ食らって、起きないのは大したものです。今まで読んできた読者からすれば当然の状態ですが、普通に考えればこれ大問題な気が・・・(笑)
 ラストは大量のルフィがウエディングケーキを食い破って登場。おそらくサル辺りをブリュレの能力でルフィの姿にしたのだと思います。マザー・カルメルの写真を割るために数秒要しますが、この手ならかく乱には充分な時間が稼げそうです。ルフィの話していた面白い登場ですが、素直に感心しましたね。

・ジンベエ
 ルフィを起こすためにビンタしたり、大声出したりと忙しい様子です。前に命を張ってでも力になりたいと言ってましたが、肝心のルフィがおいおいと言いたくなるような状態で・・・。

・サンジ
 冒頭は前回同様デレデレの三枚目顔でいました。確かにベッジのようにサンジという男を知らなければ、演技派って思ってしまうかもしれないくらい、その表情は凄いものです。
 そしてキス直前の場面では、プリンの三つ目に対して怯むどころか感嘆し見惚れてしまいます。これから殺されるかもしれないのに悠長なようにも見えますが、彼は相手が女性であれば誠意を尽くす男です。どんな女性に対しても嘘偽りなく自身の想いをぶつけたり、行動できるからこそ今回の様な結果が招かれたのだと思います。ここまで女性に真剣な男キャラって物語でもそうそういないような気がするんですよ。
 終盤には未来が視えるカタクリの撃ちだしたジェリービーンズを回避します。サンジも撃たれるかもしれないから見聞色の覇気を使っていたのかもしれませんが、自身以上の覇気を持つカタクリの攻撃を避けるのは大した反応速度です。
 今回避けた後の表情を見るところ、カタクリとの対決がより濃厚になった気がします。グランドラインに入る前からゾロに次ぐ実力を見せてきたサンジ。2年後になってからかませの印象が強い彼ですが、未来の海賊王の主戦力となる男でもあるので、四皇の最高幹部は相手にとって不足無しといったところでしょう。

・プリン
 序盤はちょいちょい裏の声でサンジを毒づいていますが、その後の誓いのキスの場面では暗殺計画の皮切りとしてその三つ目でサンジを怯ませようとします。
 しかし怯まないサンジが言った褒め言葉に目から涙がこぼれ落ちる結果に。どうやら彼女は子供の頃からその三つ目から、周りの人から気味悪がられいじめられていたようです。ただ笑われていることを嫌い、逆に相手を襲うようにもなりました。大きなコンプレックスであるその三つ目を「美しい」と言われたことに涙があふれて、暗殺も手がつかない状態になり・・・。
 当の本人は美人ですが、三つ目であるだけでかなりひどい仕打ちを受けてきたようですね。彼女の悪女的な性格もこれが原因でしょう。ネットでは三つ目よりも変な見た目の奴多いから、大したことないという意見が多かった印象でしたが、私はそうは思いません。彼女にとって三つ目であることは人生を大きく狂わされた原因ですし、あの世界三つ目族がかなり稀少な様なので一種の差別の様な状況だったのでしょう。そんな恐れられていた大きなコンプレックスを怯まないどころか、褒めてくれたのは彼女にとって初めての経験であり、だからこそ自分を肯定してくれた相手をすぐに殺すことができなかったのだと思います。
 それにしてもいい娘説とは違いましたが、このままいけばルフィ達に協力してくれるかもしれませんね。初登場からキャラ的に好きだったのでこれは嬉しいです。

・カタクリ
 未来を視て、プリンが倒れたり、新婦の銃が避けられるのを知ります。先手を打って自身もジェリービーンズを撃ちますが、サンジに避けられます。おかげでネットの評価は散々ですが(笑)。
 ただ避けられてもそこまで驚いていなかったので、以前にも同じような経験があったのでしょう。正直彼の未来視の詳細は未だにわからないので、彼自身の評価にはまだ何とも言えませんね。
 今回表情のアップも多く、よく見ると頬を縫っているように見えますね。次男だし修羅場をくぐってきたんだろうな。さらに最後の方には黒い棒のような武器を持ちだす場面も。次回に期待です。
 
・ビッグ・マム
 ウエディングケーキを見て、かなり喜びます。肉出されたときのルフィの反応ともろ被りますね。
 またプリンの回想で三つ目を気味悪がり、前髪を伸ばすことを勧めていました。マムとしては会話でのちょっとしたことのような印象を受けましたが、プリンからすれば・・・。気味悪いのところはあまり本気では言ってないと思うのですが、仮にも差別なく暮らせるような国を目指す万国の王女なんだから発言には気をつけろよと思いましたね。

・シュトロイゼン
 ウエディングケーキを歌いながら、運んできます。前に少しだけ登場しただけですが、歌の歌詞が個人的にツボでデザインも好きなので、私としてはかなりお気に入りのキャラになってます。

・ヴィンスモーク家
 いい席と言われて、マムの子ども達に囲まれる形になりました。レイジュ除いて殺されるなどと微塵も思っていない様子で、現状かなり株を落としてます。
   しかしヴィンスモークの姉弟たちの戦闘描写は未だにほとんどないので、これはマムの子ども達との戦いで見せるしかないと勝手に考えています。憐みの感情などないイチジ、ニジ、ヨンジですが、自分たちが殺されるかもしれないと考えれば、ルフィ達とも手を組みそうですしね。その実力を発揮しているところをカタクリ辺りに止められて、そこをサンジが助ける・・・こんな展開を期待しています!

・ゲストたち
 ケーキに驚くだけですが、ステューシーがプリンの様子にうっとりする場面があります。一緒に来ているフェルドの発言から、結構な年齢であることがわかりますが、本当にいくつだよ・・・。


個人的名セリフ&名シーン


・シュトロイゼン「もうその手を離すなよ」
 シュトロイゼンがウエディングケーキを運んでくるときに歌っている場面です。ちょっと涙を浮かべて面白い歌詞を歌い、最後はワンピース特有のドンとコックたちの歓声で締めるのがツボにはまりました。これはアニメで早く見たい!

・プリン「私は三つ目の醜い化け物なんだ!!!」
 サンジから三つ目を「美しい」と言われた後のプリンの心の声です。今まで気味悪がられたり、恐れられたりした結果、自分自身を化け物のように考えていたプリンですが、その化け物と言われる原因となった三つ目を醜いではなく美しいと言われたときの彼女の心情はどれほどのものか・・・。ちょっと自分でも感情移入しすぎな気がしますが、やっぱり迫害って辛いものですよ・・・。
 これサンジの言葉だからこそ胸に届いた感じもしますよね。しかも読者からすればサンジも似たような境遇だったり・・・。

・ルフィ「サンジは返して貰う!!!」
 ウエディングケーキから出る直前にルフィが言ったセリフです。個人的に一番待ち望んだセリフでした。仲間想いのルフィがいよいよこのために戦う意気込みという感じが好きです。
 この後の大量のルフィの登場もインパクトが強く、麦わらの一味らしい戦いが期待できそうです。