ワンピース航海記録 | 新刊/考察/感想/漫画/アニメ/映画

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第867話「HAPPY BIRTHDAY」 ビッグマムの過去は恐ろしいものでした・・・

 867話の感想です。

 

 表紙連載は「人気ありすぎの罪でわずか74人の部下とわずか5億ベリーを渡され国外追放されたドン底人生」。キャベンディッシュの様子から、どこら辺がドン底なのかを問い正したいところです。

 

 背表紙は「兄弟!」。エースがゾロ達にルフィのことをよろしく言う場面ですね。

 

 前回、セムラを求める食いわずらいによりエルバフの村をほぼ壊滅状態に追い込んだリンリン。怒るヨルルはリンリンに向かって、剣を振り下ろしますが・・・。

 

 暴走リンリンとカルメルの奇蹟

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振り下ろされた剣をあっさり叩き割り、怯んだヨルルの髭を掴み・・・

 

「セ~~~~ム~~~~!!ラ~~~~!!!」

 

 なんと一本背負いのような要領で、ヨルルを地面に叩きつけます!ガキが巨人を投げ飛ばすって・・・。子供が巨人の戦士をぶちのめす場面は、とんでもない迫力です。 

 

 カルメルもリンリンの様子に衝撃的な様子を見せますが、近くにいた女巨人にセムラを用意することを指示。さらに燃える村の前へ行き、手のひらからソウルのようなもの出すと、それを炎に向かって放ちます。炎には顔ができ、縮小させ従わせます。この能力はまさか・・・?

 

擬人化させた村の炎はかなり強力なようでしたが、カルメルに従うとあっさり小さくなります。マムのプロメテウスの縮小版みたいだったので、プロメテウスも似たような感じで作られたのかもしれません。

 

何気に物を擬人化するという一連の流れの初披露でした。大方予想通りでしたが、声を与えるとかもあるんですね。

 

リンリンを庇うマザー

そんな中、巨人たちはリンリンにセムラを食べさせ、リンリンは満足したのか眠ってしまいます。そしてもう一人の英雄ヤルルが寝ているリンリンに剣を突き付けますが、その前にカルメルが立ちふさがる!

 

 ヨルルの方はあっさりリンリンにやられ、死ぬ最後までリンリンを許そうとはしていませんでした。

 

ヤルル曰く「戦士は死に様」。長年の戦友ヨルルは助からないと思ったヤルルは涙ながらにリンリンを葬ろうとしますが・・・

 

「私が・・・!!このコを連れてここを出ていきます!!!!」

 

マザーカルメルはリンリンを庇いヤルルを説得します。そんなカルメルの説得に応じ、ヤルルは葬ることをやめます。

 

この時の涙を流している様子は、長年の戦友であるヤルルの死に様にショックであっただけでなく、リンリンを殺すのに非常になりきれない葛藤からきているように見えました。ちょっと前まではただの子どもだったしな・・・。

 

マザーの正体

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 エルバフを離れ、違う巨人の国で新たに「羊の家」を作ってもらったカルメルたち。羊の家では「聖母(マザー)」によって、子ども達は良い里親に出会うという評判ができていますが・・・。

 

 場面は変わり、カルメルが政府の役人と話してます。なんとカルメルは身なし子を政府に売りつけていました。嘘だと言ってよ、マザー!

  

「“ガキ売り”稼業50年 ウチにしたって歴代最高の商品だ!!」

 

 そろそろこの稼業から足を洗おうと考えるカルメルが最後に売ろうとしたのは、シャーロット・リンリン・・・!

 

カルメルはここで印象が大きく変わりましたね。前半では能力(おそらくソルソルの実)を使って村の炎を止めただけでなく、大暴れしたリンリンを庇うという凄い仁徳を見せてくれます。

 

 しかし一転、実は身なし子を政府に売りつける商人であることが判明します。闇の名を「山姥(やまんば)」。身なし子のため、足がつかず諜報部員向けであるとのことです。身なし子に職場を紹介してると考えれば、いい人ですが、やっていることは、人身売買です。倫理的にどうよ・・・。

 

「聖母演(や)んのも楽じゃねェんだ!!」


 カルメルが政府の人間に言ったセリフです。これまで「ニコッ」という効果音がつく笑顔が、仮初だったとは・・・。いや初めて写真で見たときは、胡散臭そうとは思ったんですけどね。

 

 さらに巨人族とのパイプもあり、海兵初の巨人であるジョン・ジャイアントも彼女のおかげでした。そのきっかけとなった前回の処刑に待ったをかけたのも、演技だったようですが・・・。

 

 ちなみにジョン・ジャイアントは11巻から出ているキャラです。明確に名前知ったのは、頂上戦争で白ひげに一撃でやられたところですが・・・。

 

誕生日の事件

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そんなカルメルの思惑を知らずに、皆で笑いあって暮らすリンリンと羊の家の子ども達。そしてリンリンの誕生日に、子供たちは誕生日ケーキにセムラを積み上げたクロカンブッシュを作ります。ていうか、セムラがエルバフを追い出される原因を作ったお菓子なのに、子ども達はよく作れるな。

 

 皆で外に出て楽しいお茶会をしますが、リンリンはセムラに夢中!食べ終わった頃には、夢中すぎてテーブルまでかじっちゃうほど。そして我に返ると、カルメルや皆がいません。

 

 ここで回想は終了し、現在・・・ビッグ・マムである彼女は泣き叫ぶ!

 

「どこへ行ったの!!?マザァ~~~~ッ!!!!」

 

ワンピースらしからぬ恐ろしさ

歴戦の戦士であるヨルルをリンリンはあっさりと打ち倒しました。前回からわかっていましたが、その暴走っぷりは恐ろしいもの。

 

ついにマムがどうして巨人族と大きな確執を生んだのかがわかりましたね。そりゃ英雄殺しておいて、許されるわけないよな・・・。しかもマムからすれば食いわずらいの際に起きた事なので、これを理解していたかも怪しいところ。

 

誕生日を皆が祝ってくれることを喜んだり、ヨルルが死んだことに涙ぐむなど子供らしい面は出ているのですが、それゆえ規格外の力と食いわずらいの暴走のギャップがとんでもない!

 

そしてラストはセムラに夢中になり、周りが見えなくなる状態に。マザーカルメルも他の子たちもリンリンの前からいきなり消えます。断定はできないのですが、マムがカルメルや子供たちを食べた可能性があります。ソルソルの実をいつ食べたのかわからない以上可能性は高い気も・・・。

 

カルメルに関しては食べられたかもしれませんが、海兵に引き渡すためこっそり置き去りにして、その後どこかで亡くなり、ソルソルの実をリンリンが食べた可能性もあります。

 

食べられた?羊の家の子どもたちはリンリンのためにセムラを作ったりと優しいですね。結構憎らしい表情している子が多いのですが、この回ではそれすらも愛着がわきましたね。願わくはリンリンの腹の中にいないことを・・・。

 

ただワンピースはあくまで少年漫画なので、こういったカニバリズム的なことはしないと思います。というかやめてくれよ、尾田っち!(願望)

 

ところでカルメルがリンリンの評価的なことをしてました。特に海兵なら、大将や元帥クラスとまで言ってましたね。やはり四皇はそれくらいのレベルあるんだな・・・。

 

 加えてカルメルについても多くのことが判明しました。特にソルソルの実の能力は現在ビッグ・マムの能力でもあるので、ラストの様子を見ると彼女が食べられたかもしれない気がして、ワンピースらしからぬ恐ろしさも感じました。

 

 そういえば子どもたちが歌う際、ビンクスの酒をリクエストしてました。リンリンが海賊を意識するきっかけはここからでしょうか?

 

 思えば今回ちょっとショックな内容多いですね。どうもホールケーキアイランド編は、こんな気持ちになる内容がところどころあるな・・・。陰謀や隠し事、えぐい出生についてとか多いからか?

 

特にラストのマムの叫びですが、今の彼女がどこまで真実を知っているかがわからないので、どこか哀れにも思えてきますね・・・。