ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察

ワンピースの過去話から最新話の漫画を中心に、映画から小説など隅々まで感想と考察を熱く濃く深く書いています。

第907話「虚の玉座」 四皇動く

 907話の感想です。

 表紙連載は「56隻の艦隊泥棒 涙の出航 お世話になりました」ということで、涙の敬礼をしながら、去っていくオオロンブスの艦隊。王様が怒りながら、兵に指示を飛ばしています。これは大罪確定ですねぇ。

 

 多くの王族が社交場で交流を深める中、麦わら帽子の存在が明かされるなど大きく物語が動いていく最中ですが・・・

 大海賊が動く

 場所はホールケーキアイランド。騒動は落ち着いたのでしょうか、ビッグ・マムが誰かに電伝虫で連絡を取っています。

 ビッグ・マム相手にも物怖じしない口調で話す相手は、なんと同じ四皇である百獣のカイドウ!どうやら彼はマム相手にデカい借りがあるとのことですが・・・

「あの小僧に恨みがあるのはおれだ!!!来るなら殺すぞリンリン」

「仲良くいこうぜ 昔みたいに・・・!!!」

 

 時を同じくして、海軍本部。盗聴でマムとカイドウが接触することが判明します。しかしこの通信、まったく傍受される警戒をしていません。四皇の二人の考えは不明ですが、海軍はてんやわんや。

 そもそも世界会議近いので、下手に戦力を割くのも難しいです。止めるとしたら同じ三大勢力ですが・・・とここで、黄猿ことボルサリーノが自分が行こうかと進言。しかしサカズキとしては警戒するものがあります。

「“ワノ国”にゃあ未知の兵力がある “侍”か・・・」

 

かつての伝説

 さて場面は変わって、マリージョアへ行くためののリフトがある赤い港(レッドポート)。王族の護衛をしていたであろう海兵たちが集まって、各々に休息を取っています。こちらでもすでにマムとカイドウの件は連絡されているらしく、ガープを中心に話を進めます。

 サカズキの判断は「ワノ国は非加盟国なので管轄外である」とのことで、手を出さないつもりのようです。ガープも今は手を出すべきでないと考えています。

 

 ここで話を出したのは、ヒナ。マムとカイドウの繋がりで、ガープが海軍の「英雄」と呼ばれるようになった由縁に触れます。

 そこに関わる名前は「ロックス」。40年も前の話ですが、ガープをしてロジャーの前は奴らの時代と言わしめるほどです。

「心配などムダじゃ!!復活すりゃ脅威じゃが事件は必ずわしらの想像を超えてゆく」

 

 場所は変わって、マリージョアのパンゲア城。ステリーは「虚(から)の玉座」と呼ばれる場所に通されます。そこはとても大きな玉座の間で、下の道には兵士が立ち並び、一つ上の段には大量の武器が刺さっている状態。さらにその上の段にある大きな玉座とその手前に、20本の武器が刺さっています。

 ステリーを通した案内人が言うには、この誰も座らない玉座こそ世界の中心に位置する場所で、各国の王は平等で独裁の欲を持たない誓いであり、証であるとのこと。そして手前の20本の武器は800年前に世界政府を創り上げた20人の誓いなようです。

 

 おそらくここへステリーを通したのは、彼がゴア王国の王として初めて来たため、儀式的なものがあるのでしょう。ステリーの感想は・・・

(座りてェ~~~~~~~~~~~~~!!!)

 コイツ、本当に面白いくらい権力を望む小物感あるな!

マリージョアの騒ぎと訪問者

 場所はパンゲア城の社交の広場。なんとしらほしが巨大な男に取り押さえられています!なんとチャルロスが巨人(?)の奴隷に命令して、彼女を捕らえようとしているのです!く、くされ外道~~!(ハトよめ風に)

 あくまで拾ったとして、ペットとしようとするチャルロス。相手が天竜人なため、多くの王族(特にワポルうるせえ!)が関わろうとせず、助けようとするビビやレベッカも他の人物に止められる状態。

 もはや我慢できなくなったレオと、さらにサイもしらほしの救助に行こうとしますが、その二人を何者かがあっさり吹っ飛ばします。

 

「誰やい貴様ら!!!」

「礼を言うのが先じゃないか?」

 ここで登場するのは、ルッチを筆頭にしたCP0!スチューシーやカク、ドフラミンゴの時に来訪した仮面の人物もいます。彼らが止めたことで問題なく国が救われたとも思えますが・・・。

 ルッチ曰く天竜人は世界を創造した「神」で「下界の王達」とは違うとのこと。神が欲しいものは差し出せとのことですが・・・

「理屈が通らない!!」

「神が通す必要は無い」

 ビビの怒りも一蹴!コイツも仕事への非情かつ冷血なスタンスは変わってねえな!

 

 そこで動くのはネプチューン!完全にブチ切れて、やはり地上は危険と判断し、ルッチ相手に拳を振りかざします。

 オトヒメに謝りつつ涙を流すネプチューンに、恨んではいけないとこちらも涙を流すしらほし。とんでもないことになりそうな中・・・

「やめろチャルロス!!!」

 なんと誰かが、チャルロスの顔をこん棒で思いっきりぶん殴りました!ナイスショットですが、天竜人相手ではどうなるかもわかりません。

 しかしその人物、なんと「同じ天竜人」として、チャルロスの無礼を詫び、さらに奴隷にしらほしを話すように指示。

 いったい何者なんだと読者が訝しみますが、なんとかつてリュウグウ王国で遭難しかけたあの天竜人だったのです!

「亡きオトヒメ王妃に諭され人間にして貰った!!!全力であなた方の力になりたい!!!」

 名を「ドンキホーテ・ミョスガルド聖」!!あんた、立派やでぇ!!!(涙)

 

 社交の場で大きな騒ぎがあった一方で、パンゲア城内の権力の間には世界最高権力“五老星”が集まっていました。そこにはローブをかぶった一人の人物もいます。どうやらその人物相手だから、時間を取ったようですが・・・。

 さて兵士を外に出して、その男から話を聞き始めます。

「————ある海賊についての話だが・・・」

 なんとそのローブの男は・・・シャンクス!?

 

設定が増えすぎなんだよー!!!

 どういうことだ、尾田っち!!と言いたくなるくらい、今週の話は伏線と新たな設定がぶち込まれた印象です。しかしそれがまた面白いのが、ずるいわー!

907話の新たな事実について、私なりの予想! - ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察

 書いていて、長くなったので別記事に挙げておきます。今回はちょっと目頭熱くなった場面と軽い感想を。

 正直、設定の予想だけでもお腹いっぱいだった今回の話ですが、私が心を打たれたのは、ドンキホーテ・ミョスガルド聖の行動とセリフ。

 オトヒメの決死の行動と想いが無駄でなかった証が、生き証人として現れたと思います。彼の謝罪やその口調も天竜人の高慢さを窺わせるものではなく、人間としての恥を感じる様と恩を返したいという想いが感じられました。

 

 ドフラミンゴと同じドンキホーテですが、考えが甘すぎたドフラミンゴの父親よりも、自分にできることをやるために天竜人であったという面では、彼の方が好感を持てます。おそらく過去の自分の行いを悔いて、頑張っているに違いない!(そうであってくれ!)

  単純にチャルロスをぶん殴ってくれたのも、スッキリしましたが、凄い腕力です。ドンキホーテ一族は、元来武闘派な面が強いのかもしれませんね。

 

 さらに彼のおかげで、立場的に弱くなりかねないリュウグウ王国でも、世界会議で地上に住むという望みについて話しあえそうです。これは嬉しいですね。個人的にタイガーの場面は涙しましたし、しらほしがタイヨウに感動する場面もグッと来たので・・・頼むぞ、ミョスガルド聖!(上から目線)

 

 それと地味にビビの肝っ玉がすごい。ルッチ相手にも、本気で言いかえします。

「違う!これが地上じゃないわ!ネプチューン王!こんなのが人間じゃない!!」

 ネプチューンがキレた時に、涙ながらに説得していた彼女のこのセリフも胸に突き刺さりました。

 そもそもネフェルタリ家は天竜人同様に、創始者の20人の一人なので、その血を引くと考えれば当然・・・いや、経験の差だな。

 ビビや今回のミョスガルド聖、コラソンとかを見ると、経験や環境の重要性を改めて思い知らされます。彼女らはそれこそ「人間」として、生きているのですから。(コラソンは死んだけど、見事な生き様だったし)

 

 また気になったのが、海兵たちが集まる場面で、茶豚や桃兎といったSBSやFILMGOLDで登場した中将組の姿が見れたことです。あの雰囲気じゃ、彼らも古参組だな。

 というか、ヒナが「ガープ君」と呼んでいたことに驚きです。ガープの方がはるかに年上だろうに。でもスモーカーのことも「君」付けだったので、彼女のクセなのかもしれません。

 呼び方で言ったら、 ボルサリーノとサカズキが名前で呼び合っているのが良いと思いました。やっぱり同じ大将をやっていただけあって、信頼感あるのが良いですね。

 

 新たに多くのことが判明した今回の話。下手したら、マリージョアが激戦地になりかねないことを不安に思いながらもまた次回!

第906話「聖地マリージョア」 主人公の存在感よ・・・!! - ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察