ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察

ワンピースの過去話から最新話の漫画を中心に、映画から小説など隅々まで感想と考察を熱く濃く深く書いています。

第912話「編笠村」 最初に出会ったのは剣士でした

 912話の感想です。

 今週も巻頭カラー。2020KISEKIスポーツキッズ応援巻頭カラーということで、一味がスポーツに挑戦です。ブルックの頭サッカーのインパクトが強烈すぎます。

 なんとかワノ国にたどり着いたルフィ。そこで知り合った少女お玉から施しを受けますが、そんな中で彼女の師匠からエースと約束があることを聞いて・・・

 

 お玉とエース

 冒頭、ルフィはフラフラのお玉に約束の人物がポートガス・D・エースであることを確認すると・・・

「エースは死んだ」

 いきなり事実をカミングアウト!その一言に泣きさけび抗議するお玉ですが、ショックの方が大きく気を失ってしまいます。

 

 お玉を布団に寝かせると、ここで師匠である天狗が先ほどの言葉についてルフィに怒鳴り散らします。たしかにルフィの無神経な感じは否めません。

 そんな天狗の名前は「天狗山飛徹」といい、刀鍛冶であるとともに美少女こけしコレクターでもあるだとか。・・・美少女こけし?

 

 彼の話では、もともとこの地には「編笠村」という名の村があったようですが、カイドウの真打ちとなったドレークによって用心棒侍5人を倒されたため、壊滅されたようです。現在は、ワノ国で栄えている場所は将軍オロチのいる「花の都」だけでそれ以外は無法の荒野となりました。

 そして約4年前の時点で飢餓に苦しんでいた村ですが、ある日海岸に海賊船が打ち上げられており、海賊を縛り上げると船にあった水と食料を奪ってなんとか飢えをしのぎます。

 それを見届けた海賊・・・エースはあっさり拘束を解いて一言。

「どこに行けばデザートが手に入る?」

 弱者のことを理解するエースさんは流石やでぇ・・・!その後、数週間滞在した時にお玉はエースに懐いたとか。

約束と刀

 エースの話を聞いた後、ルフィはお玉を医者に見せ、さらに水と食料を探してくることを提案します。彼女への恩返しだそうです。

 ルフィの提案を呑んだ飛徹は、彼に着物(ちょっとぼろいけど)を用意。やはり目立つわけにはいきませんから当然です。

 

 そんな中、ルフィは刀も見つけて持ちますが、飛徹はそれを強く止めます。なんでも彼の先祖が打った名刀であり、大業物21工のひとつだとか。その名を「二代鬼徹」です。・・・鬼徹だと!?

 気にせず持っていこうとするルフィですが、飛徹はそれを必死で制止。というのもこの刀、妖刀であるため何かしら呪いの可能性があります。

 結局、彼の制止を振り切ってその刀を持ったルフィは、飛徹のいくつもの忠告に「よし」とだけ反応し、お玉を背負いそのまま狛犬に乗って行ってしまいます。不安だなぁ。

 

 移動途中に目を覚ましたお玉は、再び騒ぎ立てます。彼女がエースと約束した内容は、「海に連れて行くこと」であり、妖艶なくノ一を目指していたのもそれが理由でした。移動中もお玉は怒りをルフィ相手にぶつけますが・・・彼は二年前に体験しているんだよな。

内地の懐かしき剣士

 森を抜けると、荒野でイノシシ、虎、そしてワニザメと呼ばれる野性味あふれた生物の追いかけっこが繰り広げられています。これを捕らえればいいと思ったルフィですが、そもそも実力が必要ですし、この生物たちも川の汚水を飲んでいるため人体に害が及ぶ可能性があります。

 さらに奥には巨大な工場のシルエットが見えます。武器工場と採掘場の両方があるみたいで、そこにはカイドウ達専用の無害な農園もあるので食料や水もあります。

「何だ ある所にゃあるんじゃねェか!!」

 

 ここで玉が熱でダウンしたのを見て、工場方面を目指すルフィですが、その道中で「待て女」という言葉が聞こえて、サンジかもしれないと反応。

 その方向ではシルエットで追われている女性が、なんかの生物に乗った人物二人に追われている様子が見えました。しかしあっという間に、その二人を切り伏せて、女性を助ける人物が登場!女性のお礼として酒を受け取った人物について、ルフィはよーく目を凝らしてみると・・・

「おい!!!ゾロか~~!!?」

「あ?ルフィ~~!!来てたのか~~!!!」

 なんとその人物、少し前の回で騒ぎを起こしたゾロでした!久しぶりの再会に喜びますが、すぐにゾロの持つ食料を目をつけるルフィ。

 ゾロはそこらへんの獣や魚を狩っていたようですが、言うまでもなくその動物は汚染済み。それを食べながら生きていたようです。その事実を伝えると・・・

「そうか だから腹が痛ェのか」

 特に意を介した様子もなく納得。ルフィも気にせず肉をバクバク食っているし、こいつらは相変わらずだな(笑)

 

 さてお玉のことを医者に見せるためにも、狛犬でゾロと共に移動しようとしますが、ここでバジル・ホーキンス登場!九里ヶ浜の件で向かっていたところを鉢合わせです。

「この「ワノ国」では強者につくか・・・従わずに逃げ回るかそれだけだ」

 武器を取り出すホーキンスに対し、もちろんルフィとゾロも戦闘準備!ルフィが妖刀に手をかけているところに不安だよ!

「錦えもんの話はこうだルフィ!「騒ぎは起こすな」!!」

「よし!じゃあちゃんと後で謝ろう!!」

 ストッパーがいないところで今回は締め!

まずはゾロと再会!

 ゾロと再会しただけなのにただただ血が滾るような気持ちになった今回の話。

 数話前に、役人を斬った時はどうなるかと思いましたが普通に元気にやっていました。見たところ秋水も奪われておらず、きっちり三刀流で実力も衰えていない模様。早々にルフィとの共闘を見られそうなのは、ワクワクします。

 

 その一方で気になる情報も追加されました。

 まずはエースとお玉の約束について。彼女が「ようえんなくノ一」を目指していたのは、彼の仲間になるためであったようです。その雰囲気はルフィとシャンクスの関係性を思い起こさせます。

 さらにエースが死んだことに自分の辛さがわからないとルフィに抗議していました。この様子から見ても相当なついていたようですね。

 これはエースの代わりに、ルフィが約束を果たすというフラグでしょうか。ただまだお玉の年齢を考えると、船に乗せるかどうかは微妙ですが・・・。しかし似たような境遇、同じ辛い思いをした同士、そして何よりもエースの弟である事実を考えると、そのあたりでグッとくる演出が期待できます。

 

 というか、エースって航海初めて約1年でワノ国まで来たんですね。これはたしかにとんでもルーキーですわ。この当時は白ひげ海賊団に属していたのかは不明ですが、話を読む限りおそらく4年前にはすでにカイドウが干渉していたと思うので、個々で動きやすいスペード海賊団時代でしょうか?

 デザートの発言は正直よくわからなかったんですが、おそらく自分たちの食料確保と同時に村の人たちの分も取ってきたのでしょう。

 

 そしてお玉の師匠である飛徹。刀鍛冶でその名前、そして二代目鬼徹のことから考えると、鬼徹シリーズを打った人物の子孫だと考えられます。だとしたら、鬼徹を打った人は天狗でしょうか?

 鬼徹といえば妖刀であることが有名で、三代目鬼徹の方はゾロが所有しています。二代目は子孫である飛徹が持っていたようですが、彼自身はあまり妖刀に肯定的ではないので、刀鍛冶ではあるものの鬼徹一派のような妖刀を打つ技術は無いのかもしれません。まあ他の子孫がいて、そっちが有している可能性はありますが。

 いずれにせよ、遂に登場した二代目鬼徹ですが、そうなると気になるのは初代鬼徹の行方。こっちは最上大業物でミホークの持つ夜と同クラス!誰が持つかで今後が気になるところですが・・・。というか刀だけじゃないのね、業物とかって。

 

 また飛徹もお玉と同様に、誰かを待っているようです。場所を考えるとおそらく彼も海賊関係だと思われますが・・・何気にここら辺かなり重要になりそうです。

 しかし刀鍛冶となると、この人がお玉の「師匠」というポジションにやはり疑問を感じます。師匠という名の保護者ポジションだと考えた方がすんなりきます。

 美少女こけしコレクターというのは・・・サンジやブルックと話が合いそうですね!

 

 あと私が地味に気になったのは、ドレークが村を壊滅させたこと。真打ちという形ではホーキンスもですが、彼とアプーは加入したのが最近の可能性もあるので、1年以上前からいるだけでも警戒対象になると思います。

 むしろ強者につくと言うホーキンスや、状況次第ですぐ裏切りそうなアプーと比べると、なおさら底がわからない印象が拭えません。

 私の中では当時のルフィ、ゾロ、黒ひげ以外の超新星では、ローやボニー並みに何か事情があるような気がしてなりません。(他はただ海賊やっている印象)

 

 そして私が地味にツッコミ入れたくなったのは、女を追っている言葉で、サンジか?と反応したルフィ。最近、W7編を読み返して、ルフィの仲間基準が気になる時があります。いや、もちろんギャグとして読んでますよ。

今後はホーキンスとの勝負?

 

 今後の展開の予想ですが、十中八九、ホーキンスと勝負すると思われます。しかしその割には相手の戦力が少なすぎるような気がします。(見る限りホーキンスとモブ部下二人)

 まずルフィの持つ二代目鬼徹の件、お玉を守りながら戦う必要があること、そしてルフィとゾロが脳筋気味なのに対し、ホーキンスは耐久性ある能力と頭脳的な面が強いことを考えると・・・下手したら、これ捕らえられる可能性もあるんじゃねえか?

 その場合は、少なくとも工場や花の都に連れて行かれそうですが、そうなるとそこが戦場になるのでしょうか?

 

 そしてホーキンスの発言で、ゾロ十郎の一味と聞く限り、すでにウソップ、フランキー、ロビンの存在に気づかれている可能性もあります。

 ・・・これは本当にホールケーキアイランド組やロー達、錦えもんたちの動きが重要になる気がしてきました。

今週のジャンプのワンピース関連漫画

 さて今週号はワンピース21周年ということで、「食戟のサンジ」「フィッシャーズ✖ONE PIECE 7つなぎの大秘宝」読み切りがありました。

 

 前者は「食戟のソーマ」を書いている漫画家さんですが、料理が美味しそうでした。個人的に作画の佐伯先生は、書き込みをしっかりされているから本当に料理に照りを感じ、尾田先生とは別ベクトルで美味しそうに思いました。尾田先生の美味しそうはトリコとかと同じベクトルだと思うの。

 佐伯先生は人物の表情書き込みもがっつりしているから、パティやカルネの濃い表情もすごく良かったです。

 しかし個人的には、ストーリーは微妙と言わざるを得ません。今さらこんなのやられても・・・という印象でした。やっていること、ソーマの序盤をサンジでやっているだけやんけ。それ以前にサンジが別に敵でもない女性に対して、ああいう威圧的な態度を取る方に疑問でした。それが一番きつかったんだよな・・・。

 

 後者は今後、最強ジャンプで連載するのを出張という形で掲載されています。Youtuberの動画をまず見ないのですが、私はこの漫画、驚くほど面白さを感じませんでした。これは漫画でやるノリじゃないでしょうよ・・・。

 

 正直、期待していなかったのを下回ってきた感じなのが残念です。まあ、表紙の兄弟がルフィと共演というのは、ほっこりとしてかなり良かったのでこれだけでも満足しましたが。

 本編が盛り上がってきたのに、来週は休みなのが残念に思いながら、また次回!

第913話「鶴の恩返し」 驚異の藁人形 - ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察