ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察

ワンピースの過去話から最新話の漫画を中心に、映画から小説など隅々まで感想と考察を熱く濃く深く書いています。

第914話「おこぼれ町」 一強体制のワノ国

 914話の感想です。

 表紙連載は、今回から麦わら大船団の番外編です。タイトルは「ここは染物の町」ということで、大きな風車と大量の染物が鯉のぼりのように飾られています。番外編の人物は後ろ姿でわかりづらいですが、おそらくベラミー辺りじゃないでしょうかね。どのような冒険をするのか期待できます。

 前回、辛くもホーキンスの追撃を振り切ったルフィ達。ゾロが助けた女性、お鶴の恩返しということで、彼女の茶屋に向かいます。

お玉の最高の誕生日

 川の汚染水に苦しむお玉でしたが、お鶴たちに飲ませてもらった邪含草により、あっさり回復します。お鶴の話では、体の毒を消すわけではないので、川の水を飲んではいけないと注意しますが・・・

 ぐぎゅるるる

「ギャー 武士の恥 武士の恥っ!!お水っ!!川ぁ~!!」

「お玉ちゃんお待ちなさい!!」

 このガキ、わかってねぇ!!!

 

 一方で、ゾロはお菊から治療を受けています。その身長差はなかなかあり、彼女の方がゾロよりもはるかに高いです。また自己紹介の際に、一人称を「せっしゃ」と言ってルフィ達を驚かせます。

 

 そして今度はお玉がなにやら断っている様子。どうやらお鶴がお汁粉をごちそうしてくれようとしたのですが、お金も出せない上に、申し訳ない感情から断っていました。とはいえ、お鶴の方は全く気にしておらず、笑顔で「お食べ」と促しますが、それでもお玉は頑として断り続けます。

「おだまり!!女が一度出した食事を「いりません」「そうですか」って引っこめられると思ってんのかい!?」

 ここでお鶴、お玉の襟を掴んで、思いっきり怒ります。どうやら彼女、言い出したら聞かない性分らしいです。

 しかし人の好意を断りすぎるのも失礼だし、個人的にはお鶴さんの言い分に拍手したいです。

 

 ということで、ルフィとゾロの間に座って、緊張しながらもいざ実食。少し餡子をすすると・・・

「んめぇ~~~!!!何てうめェ食べ物なんだ~~~~~!!!」

 涙をこぼしながら、満面の笑み!!初めて食べたその美味しさに感動し、餅が入っていることにはしゃぎ、喜びながらその幸せを噛みしめます。

 こういうの見ると、サンジとかが飯食わせて喜ぶのもわかりますわ。

おこぼれ町の由縁

 腹を満たして、すっかり眠ったお玉。しかしお鶴さんの話では、お玉のような境遇の子どもは珍しくないとのことです。

 ここで自己紹介ですが、ゾロはゾロ十郎、ルフィはモンキー・Dまで名乗ったところですぐにゾロにルフィ太郎と修正されます。お前は潜入中だということを忘れているのか。

 しかしお鶴、言葉づかいであっさりワノ国の人物でないことを見抜きます。うーん、慣れた感じの人だ。

 

 ここで彼女から「おこぼれ町」と呼ばれる理由の説明。といっても、そんなややこしいものではなく、役人の町のおこぼれを目当てにできた町だからだそうです。住人もそんな人たちばっかり。

 さらに20年以上前、ここらでは珍しい煙突の立っていない山には、「おでん城」という城があり、光月家のおでんはワノ国の九里の皆のために大きな農園まで作っていたとか。これは人望有りますわ、おでんさん。海賊王の船員だったけど。

 

 しかし残念ながら、その「桃源農園」は将軍オロチが牛耳っています。巨大鳥居の奥にある役人の町からのおこぼれによって、ひっそり暮らしているのが、今の町の現状なようですが・・・。

ギフターズと侍

 ここで突如、お鶴の顔に矢が飛んできましたが、ゾロがそれをガード!上空を見ると、そこには弓矢を持った豚鼻の男が翼を出して飛んでいました。

 男の名は「バットマン」。某ダークヒーローを彷彿させる名ですが、その実態は人工悪魔の実SMILEによってコウモリの能力を得たギフターズの一人のようです。

 その聴覚は人間の6倍はあり、オロチへの反抗的な発言をしたお鶴に攻撃を仕掛けました。いきなり命を狙うあたり、容赦ありません。

 

 そのまま連続で矢を放ちますが、そこは流石はゾロ。全部の矢を見事にさばき切ります。

 と、今度はお玉の悲鳴が!なんとバットマンに気を取られた隙に、ガゼルのSMILEである「ガゼルマン」により連れ去らわれてしまいます。

 ガゼル特有の脚力により、猛スピードで去っていきますが、ここで動いたのはなんとお菊!刀を持って、すぐに狛ちよにガゼルマンを追うように頼みます。

 もちろんここで指をくわえて見ているようなルフィやゾロではなりません。すぐに腕を伸ばして、狛ちよに掴まり、お菊と共にお玉を追います。

 

 しかしバットマンが狛ちよの進路をふさぐように矢を発射。この連携から、ゾロは誘拐に計画性があることを見抜きます。(事実、ガゼルマンはこの後に真打ちの一人に報告する)

 ゾロの発言に、お菊は手帳をめくりながら、行き先の現状戦力を細かに語りだします。あまりにも一般人にしては、知りすぎている気もしますが・・・。

「拙者は“侍”です!!」

 ここで自身が侍であることをカミングアウト。その実力はいかほどか!?

 

 そしていよいよ先ほど話で出てきた鳥居の先。役人の町「博羅町」は役人と海賊の町とのことで、厄介そうですが・・・

「「行こう!!」」

 笑顔で答えるルフィとゾロ!やる気満々です!

 

 一方、ある山ではベポたちがルフィを発見したことをローに報告。博羅町に入っていったことを話すと・・・

「おい待て!!事件しか起きねェじゃねェか!!!止めに行くぞバカ共を!!」

 ローもわかってきたじゃないの、ルフィ達のことを(笑)

いざ敵地へ

 ざっくりとした情景説明と、お玉がさらわれるという事件が起こった今週の話。

 驚いたのは、お菊の正体が侍であったことですね。冒頭でかなりの高身長に驚かされましたが、たたみかける様に自身が侍であることを明かします。

 侍といえば、海軍ですら未知の実力ゆえになかなか手が出せない兵力。その戦闘力には期待が持てます。

 しかし侍であるのはわかったのですが、具体的に何者なのかは判明していません。っただ敵の戦力を把握していたので、錦えもんの言っていた同志にあたる人物かもしれませんね。

 

 さらに新キャラとしてギフターズのバットマンとガゼルマンが登場。見た目はまんまですが、個人的にガゼルマンが網タイツを履いているのがキツイ!ニューカマーか、お前は。

 彼らはお玉をさらいに来たようですが、計画的な犯行でした。目的は不明ですが、考えられるとしたらお玉が何か事情を抱える重要人物であるからでしょうか?個人的には、彼女の特異なきびダンゴの能力ゆえに狙われたからの方がすんなり納得できそうです。

 

 彼らが連絡を取ったのは、博羅町の真打ちであるホールデム。シルエットを見る限り、ライオンの能力者でしょうか。博羅町にいる真打ちはそのホールデムの他に、ホーキンスとスピードの3人。ホーキンス以外の二人はトランプのカードゲームですね。となると真打ちはその類の名前ということでしょうか。これはジャックもマークの方ではなく、ブラックジャックの方から取られたのかもしれません。

 いずれにせよ、このままだとホームデルと一戦交えそうですが・・・シープスヘッドの一件があるから、実力が大したことないような気もするんだよなー。どうせやるとしたらルフィ、ゾロ、ロー辺りだし。

 

 またおでんについても少々触れられていました。話を聞く限り、コブラ王のような民を重んじるタイプだったようです。現在ではその民の為の農園も、オロチに掌握されていますが・・・。うーん、歯がゆい。

 

 個人的に興味深かったのは、お玉の喜んだ姿・・・もなんですが、実はそれ以上にお鶴さんの立ち振る舞いです。

 なかなか出来た女将さん感があって、かなり好きなキャラになりました。特にお玉に説教するところ。きっちりしていて好感持てます。出番は少なさそうだが、なんとかどっかで出番の増加を・・・きついか?

 お玉をどのように救助、さらに真打ちや侍の実力にも期待しつつまた次回!

第915話「博羅町」 実力ありきの相撲と侍 - ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察