ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察

ワンピースの過去話から最新話の漫画を中心に、映画から小説など隅々まで感想と考察を熱く濃く深く書いています。

第925話「ブランク」 四皇の幹部はヤバい

 925話の感想です。

 扉絵リクエストは「ペローナがクロネコ達と一緒にミホークのワインを使ってこっそりサングリアを作ってるところ」です。ミホークのワインって、ものすごくこだわった高いやつか、別にそうでもない安物を大量に仕入れているかのどっちかなイメージがあります。自分で言うのもあれですが、両極端だ・・・。

 カイドウに完敗したルフィはキッドと同じ牢獄に入れられてしまう。ワノ国第一幕が終わり第二幕が今始まる・・・!

 シッケアールの一幕

 場所はシッケアール王国後。ご存知の通り、ミホークが拠点にしている場所ですが、そこではペローナが涙流して大絶叫!

「モリア様が生きてた~~~~~♡♡」

 新聞には「ゲッコー・モリアとゾンビ軍団の襲撃事件」と書かれており、ペローナはこれに感涙していました。

 モリアが生きているとわかった今、ペローナはすぐさま準備して出ていこうとします。

 最後に恩着せがましくいろいろ言いますが、どうもミホークの方がやってあげた回数は多いようです。人はやってあげたことの方を多く覚えているって言いますが、この2人だと絶対ミホークの方がやってあげた回数は多いと思えます。

 

 それでも最後に「気をつけて行け」と声をかけられると、涙流して感謝の言葉もつけるペローナ。今回は出番が短いのに、こいつうるさすぎます(笑)

「だが今ここを出るのはいい判断かも知れん」

 ここでミホークは出ていくことを肯定。その理由は「世界会議に妙な議題がある」とのことで・・・。

海賊島の四皇

 場面は変わって、新世界にある海賊島「ハチノス」では新聞の内容通り、モリアが大暴れ!大量のゾンビを使って、雑魚海賊を蹴散らしていきます。どうやら彼は黒ひげを探しているようですが・・・。

 それを窓から眺めていたのは、なんと悪政王の異名を持つアバロ・ピサロ。ほとんど動じる様子はなく肉をムッシャムッシャ食っています。部下たちの方はアブサロムを取り戻したという予想です。

 ところでここ黒ひげ海賊団2番線船長って肩書きですけど、それってシリュウじゃないでしょうか。尾田先生か編集の勘違いかな?

追記:公式の訂正があって「4番」だそうです。

 

「モリア様~~!!おれならここだぜェ~~~!!」

 するとここでアブサロム登場。女性を連れて、ご機嫌な様子です。彼はこの島に満足し連絡を忘れたと言います。

 モリアもすっかり安心。というのも2年後の黒ひげ海賊団といえば、能力者狩りで有名なため、スケスケの能力を持つアブサロムのことも不安に思ったようです。

 

 その瞬間、ズバリと斬られるモリア!すると彼の足元から、雨のシリュウが登場です!なんと紹介の名前の下には「スケスケの実の透明人間」と書かれています!

 これには読者もモリアも驚き!では先ほどのアブサロムのいったい?例のアブサロムはコーンという鳴き声と共にジャンプすると、どろんと変身を解除!

「ムルンフッフフ!!あいつがノコノコやって来るのがいけないのよ!!」

 黒ひげ海賊団紅一点のカタリ―ナ・デボンです。どうやら彼女も能力者で「イヌイヌの実幻獣種 モデル九尾の狐」でアブサロムに化けていました。

 

 彼女の口から、明確にアブサロムが死んだことが明かされ怒りに震えるモリア。しかし震えるのは彼だけでなく、地面も揺れると拡声器から「ゼハハ」と笑い声がします。

 暴れるモリアに対し、風紀を乱すなと戒める黒ひげ。モリアの方は、姿を見せない彼に苛立っています。くつろぎ中とのことでモリアには姿を見せませんが、読者には見せるその姿。

 映るのは、くつろぎ中のティーチ!「四皇」の称号に黒ひげ海賊団提督の肩書き、そして懸賞金は現状最高の「22億4760万ベリー」です!

 

 さらに彼の口から、「革命軍の軍隊長がくま救出のために大将二人とぶつかったこと」と「ワノ国にて多くの強者が集まっていること」を明かします。

「どうなると思う!!?もう始まってんだよ!!!“王”の座をかけた強者共の潰し合いが!!!ゼハハハ!!!」

 楽しみつつも余裕ありそうね、この人。

長い20年

 すると幕が現れ、ワノ国第二幕がスタートです。早い段階で二幕始まったのは嬉しいですね。

 九里の頭山と呼ばれる場所では、イヌアラシと酒天丸改めアシュラ童子が剣を交えていました。お互い息を切らすほどの戦いでしたが、神妙な表情の錦えもんがここでストップをかけます。

 一方、編笠村ではすっかり元気になったお玉の姿が。チョッパーとミンク族たちにより治療したようです。

 

 場面は変わり、再び頭山。見損なったというお菊に対し、アシュラ童子は苛立ちのご様子。彼が仕えたのはあくまで自分を負かした「光月おでん」という人物であり、「光月家」ではありません。モモの助に対しても、普通にため口です。

 しかし錦えもんもそこで引き下がる人物ではなく、かならず仲間にすると宣言します。そしてアシュラ童子は部下を引き連れて去ろうとしますが・・・

「お前達は20年間!!国を捨てとったんだ!!!そのブランクは戻らん・・・!!」

 いくら錦えもん達が無念を果たそうと思っても、それは体感でここ数か月の話。実際はアシュラ童子のように20年も取り残されたと思うおでんの部下がいてもおかしくありません。

 

 一方、カイドウ達の本拠地である鬼ヶ島。ジャックが九里のアガリが悪い事に怒られていました。ジャックほどの人物を怒っていたのは、彼にも勝るとも劣らないように見える巨漢。

「お荷物はこのクイーンのバカ一人で充分だ」

「そうだ!!このキングのカス一人で充分だぜ」

「「わかったか“ズッコケジャック”!!!」」

 百獣海賊団「大看板」の二人は「火災のキング」「疫災のクイーン」!ジャックですらタジタジとなる二人のお披露目で終了です。

ワノ国第二幕開始

 見どころが多くて、人によってどこを特に注目したかがわかれたであろう今回の話。順番に追っていきましょう。

 まずは冒頭、ミホークとペローナの会話で出た「レヴェリーの妙な議題」です。やはり考えられるのは「七武海制度の撤廃」ではないでしょうか。ミホークが自分のいる根城を去るペローナの判断を肯定したのは、自分が攻め込まれるのも危惧したからでしょう。

 来るとしたら、やっぱり完成版パシフィスタですかね。実力はわかりませんが多数投入されれば、七武海でもキツそうなイメージです。

 

 次に懐かしのモリアですが、部下であるアブサロムを救出に行ったら、黒ひげ海賊団の幹部達に邪魔される始末。それどころかすでにアブサロムは殺され、その能力はシリュウに奪われていました

 透明になることで相手に気づかれず斬れるという、残虐なシリュウらしいやり方でアブサロムの能力を使っていましたね。

 今となっては見聞色の覇気があるので場所特定はできそうですが、覇気使うと体力消耗もあるので、かなり厄介な能力でもあります。モリアの言う通り、「欲しがる奴が多い」能力ですものね。

 

 さらにカタリ―ナ・デボンも登場。初登場は囚人服でしたが、ベルばらの騎士の服を海賊服に改造したような見た目です。加えて、悪魔の実の能力者であることが明かされます。マルコ同様に幻獣種で、九尾の狐に変身できるようです。幻獣種が能力名を明らかになったのは初めてじゃないでしょうか。

 九尾の狐ということで、他の人物に化けることができます。おそらくゾオン系特有の身体能力強化もあると思うので、マネマネの実の上位互換とも言えると思います。

 

 そしてもちろん登場した黒ひげことマーシャル・D・ティーチ。懸賞金は現状最高額ですが、なにげに四皇初の懸賞金お披露目となりました。22億4760万ベリーですが、これを超すとしたら他の四皇勢や過去の海賊であるロジャーや白ひげ、ロックスあたりじゃないでしょうか。あとは・・・ルフィだな。

 見た目もひげを編んで、史実のエドワード・ティーチのようなひげっぽさがあり、服装はかなりにぎやかになっています。女性侍らせているのが、絶妙に成りあがったクズ感ありますね(笑) それでも地震を操れるくらいには強くなっていますが。

 

 さらにティーチの口から革命軍の軍隊長達がくま奪還のために藤虎と緑牛を相手に戦ったことが判明します。サボ一人で片方は相手できますが、残り3人で戦えるくらいいけるのでしょうか?見た目がキワモノすぎて、実力が想像つかないんだよな。ここらへんはニ幕終わったあたり・・・いや戦闘だからワノ国編の方がついてからになりそうな予感がしますね。

 

 それとビッグマムが動いていることも明かされましたが、マジでワノ国で総戦力戦あるんじゃないでしょうか?しかし四皇二つを相手にするのは難しいでしょうし・・・でもカタクリ兄さんとかもう一回みたいし・・・うーん、尾田先生はどう展開させるのか。

 

 そしてラストにはカイドウの懐刀である3人の災害の残りが遂に登場。ビッグマム海賊団の3将星と比べると、かなりインパクト強い見た目ですね。

 「火災のキング」は看守のような服装に、大きな翼まで全身が黒づくめという強烈ながらもめっちゃ強そうな見た目です。大きな刀や背中から見える炎も気になります。

 異名は火災ですが燃やす能力者はサボや上位互換であるサカズキ、爆発するならMr5もいるから多いですが、何の能力でしょうか?翼もあるし炎の鳥ということで鳳凰とかでしょうか?

 ところで、彼の服装ってもろシリュウの服と被るんですよね。見た目のインパクトはこっちの方が強力ですが。

 

 「疫災のクイーン」はQUEENの入れ墨に縞々のオーバーオール、でっぷりとした体形が目につきます。クイーンですが女性では無さそうですね。いちおう髭のところを刺青と思えば、見えないこともない・・・?

 よく見ると、左手が義手っぽいですね。話している時もネジやら歯車をいじっていたので、これが疫災の異名に関係するのかもしれません。百獣海賊団はゾオン系が多いので、毒に関する動物(サソリ、蛇、トカゲなど)の能力者というのもありえそうです。

 

 驚きなのは、この2人は完全に対等のようなところ。どちらも「大看板」の名を持ち、ため口で話していますね。災害は並んでいるものだと思っていましたが、実際は兄貴分二人に、その見習1人という感じです。

 ジャックも二人への呼び方が「兄御達」だし。というか、ふつう兄貴じゃないですかね。なんで兄貴と姉御が混ざったような言い方なんでしょうか。なんかジャックがもう・・・中間管理職みたいに見えてきた。

 

 そして個人的に注目したのはアシュラ童子の言葉。これは個人的に納得せざるを得ません。いくら錦えもんたちが辛いことを経験し、悲願達成のために未来へ向かったとはいえ、本来他のメンバーを率いるべき赤ざや九人男のメインメンバーや光月の跡取りであるモモの助が20年間いなかったのは、腹が立ったり、無念に思ったりしても仕方ありません。

 光月家の侍が今さら戻ってきても・・・みたいな考えを抱いても誰が責められるでしょうか。

 

 さらにルフィの救出には雷ぞうが出陣することに。赤ざや九人男の忍びの実力、隠密にもうってつけです。あとちょっと出番が欲しいしな!

 赤ざや九人男といえば、飛徹がお玉の場面で登場していました。正直、もっとリアクションあると思っていましたが、考えてみればあの場にイヌアラシも錦えもんもいなかったので、まだ彼が該当の人物である可能性は残されていると思います。・・・あるよね可能性?

 

 大方のところを書きましたが、やっぱり黒ひげの一件に目を向けた人が多いでしょうね。

 私もアブサロムが死んだという情報はかなりショックでした。サンジとの外野ありフルテンション対決とか好きだったのに・・・。能力者狩りも今後、黒ひげ海賊団の他のメンバーがこれまで登場した能力を奪っているのかもしれませんから、この嘆きをまた繰り返すのかもしれないんですよね。

 モリアは黒ひげにスカウトされていましたけど、性格的に下にはつかないだろうな。でもシリュウ、デボン、さらにアバロ・ピサロもいるし・・・それでもモリアにはしぶとく生き残ってほしいものです。大物感と小物感の両方を持っていて、好きなんですよ。

 

 そういえば、黒ひげ海賊団の拠点が明かされましたが、海賊島ってたしかデービーバックファイトで名前だけ出ましたね。たしか海賊たちの楽園ですが、まあわからんでもありません。少なくとも黒ひげ海賊団の面々は楽しそうでしたがね。私はアブサロムの訃報にアシュラ童子の虚しさ、ジャックの気苦労に微妙な表情の連続でしたが。

 設定のワクワクもだが、気持ち的には微妙な気分になりながらもまた次回!

第926話「囚人採掘場」 - ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察