ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察

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第927話「禿のおトコ」 笑う少女と花魁

 927話の感想です。

 扉絵リクエストは「ガープがクマとサケの取り合いをしているところ」です。絵的にクマの方に同情してしまいます。ガープなら分けてくれそうですが。

 囚人採掘場ではルフィとキッドが屈強な実力と精神で他の囚人たちから英雄扱いされる中、他のメンバーは反乱のための仲間集めを順調に行っており・・・

ヤクザ軍団、狂四郎一家

 ワノ国の「花の都」では、サンジが十八番そばをバンバン売っています。そんな彼の店の裏では、ウソップ、ロビン、フランキーは彼のそばを食べながら情報交換中。同時に久々のサンジの料理に舌鼓を打っています。久しぶりの再会で、ほっこりしますわ。

 とはいえ、行列は出来るものの女性ばかりなため、侍を集めるのが困難な状況です。フランキーが酒に合う別の料理を提案するも、サンジは不満顔です。しかしそれでも男の客も来たようですが・・・

 

「ここはおれ達“狂四郎一家”のシマでね 払うモン払ってくれなきゃ店出させるわけにゃいかねェのよ!!」

 現れたのは狂四郎一家のカクさん&クニさん&スケさん。わかりやすい悪人面の3人組です。名前は水戸黄門を思い出しますが、あちらと違ってヤクザの一味です。

 おら、ショバ代出せよと要求してきますが、サンジは実力面からこれを拒否します。まあ、吹っかけてきそうですしね。

 ここでロビン、狂四郎の名を聞いて前に来た居眠り狂四郎を思い出します。ただの両替屋でなく、ヤクザの親分でもあったようです。

 

 もちろん、この手のヤクザがあっさり引き下がるはずもなく、店の妨害を始めた狂四郎一家。店を蹴って調理器具や材料をぶちまけ、さらに近くにいた少女のそばを叩き落とします。客払いまでして、暴力に訴えるヤクザですが、この光景を見たウソップ達がそばを持ちながら離れます。

「まずい離れろ!!サンジが一番怒るやつだっ!!」

 そうです、食い物を粗末にするのが許せないのがこの男。彼の性格を知っている読者からすれば、ヤクザよりもこっちの方が恐ろしいのがわかります。

江戸の華といえば、火事と・・・

「・・・全部食って貰いますよお客さん」 

 狂四郎一家が暴れると思って、蜘蛛の子を散らすように逃げるお客さんたち。しかし本当にヤバいのは麦わらの一味であることを我々は知っています。

 まずはサンジが頬に回し蹴り!そのまま地面にたたきつけ、踏みつけます。あっさりヤクザの兄貴分を一人、ダウンさせます。

 

 さらに喧嘩に意気揚々と参戦したのはフランキー。ガタイのいい奴を背後から掴み、屋根の上から体を逸らしてジャンプします。

 強烈な音を立てて、フラの介アイアンスープレックスを決めました。この技を見て、セニョール・ピンクを思い出したぜ。

 

 あっという間にヤクザの二人を倒した二人。しかし一人は逃げ、さっきまでいた客は皆どこかに行ってしまいました。

 ウソップはこの状況を、ヤベー奴らを呼んでくるフラグと考えています。今回は彼に同感することが多いな、私。

 

 さて客がみんないなくなったかと思いきや、さっきそばを叩き落とされた少女が隠れていました。

 サンジは残っていた一杯分のそばを彼女に渡します。

「おいしィ~~~~♡」

 泣いているのに笑顔が絶えない彼女はトコ。十八番そばの評判を聞いて、仕事に遅れながらも小遣い溜めて食べに来たそうです。

 

 「お」をつけて「おトコ」と覚えやすい名前に、妙に笑いまくる彼女にサンジ達も思わず頬が緩みます。

 さて彼女の話では、今日は花魁道中だということで、ここの道を通るようです。彼女、遊女の見習い的立ち位置の禿だそうです。サンジ達に別れを告げ、おトコは立ち去っていきましたが・・・

花魁と将軍

 するといきなり三味線を弾いた小さいおばあさんが登場!めっちゃ元気な彼女は、ロビンの芸者の師匠です。

 ここで彼女による「花魁」の解説が入ります。現在、このワノ国で花魁の肩書きを持つのはただ一人。美貌と教養を兼ね備えた彼女の名前は「小紫」で、女の完全体ともいえる存在と言いきります。

 耳をすませば、わずかに歓声が聞こえるくらいまでに花魁道中は近づいており、目的はオロチ城で開かれる酒宴だそうです。

 なんと今回、ロビンも呼ばれ、念願のオロチ将軍にお目にかかれます。

「ええ、とっても楽しみ♡」

 ここの念願の意味って、師匠の考えている意味とは違うよね(笑)

 

 場面は変わって、花魁道中の様子。きらびやかな着物を自然に着こなす女性は、遅れてきたおトコに優しく注意します。おトコが姉さんと呼ぶその女性こそ、この道中の中心である小紫です。

 顔は見えませんがその美しさは本物で、通過するだけで失神、出血、視覚障がい者を出すほどです。これもう事故だろ!

 

 再び場面は変わって、花の都の「左京」という場所。先ほどの逃げた1人のヤクザが親分である狂四郎に報告していました。しかし彼はこれからオロチの宴に参加するので、代わりにクイーンに連絡をするように指示します。

 そしてオロチ城の一室、ふすまの向こうに浮かび上がるシルエットは人間とはかけ離れており、多くの龍の頭がうごめきます。

「小紫・・・!!今日こそ落としてみせるぞ・・・!!ぐふふふふ・・・」

 その人物こそ、城の主である将軍「黒炭オロチ」!

 重要キャラのシルエット

 物語に大きく絡むと思われる二人の人物がシルエットなどで見えた今回の話。

 まずは新たに判明した重要キャラ、花魁の「小紫」です。顔は見えませんが、その美貌は通るだけで被害を出すレベルで、ワノ国のハンコックとも言える存在です。しかし花魁というのは高い教養も必要なので、もしかするとハンコックを超える存在とも言えるかもしれません。いや別にハンコックがバカだと言っているわけじゃないんですよ?

 そしてネットではすでに彼女こそがモモの助の妹「日和」と予想している人が多いですね。ここまでの重要人物で、さらに名前を隠せるような場所ならなおさらでしょう。私も読んでいる時、ずっとそんなことを考えていました。

 

 そんな彼女を狙うのは、わずか一コマながらインパクトを見せた「黒炭オロチ」です。現在ワノ国の将軍であり、カイドウと結託しておでんを処刑した人物、名前だけはたびたび出てきましたが、ついにシルエットが見えました。

 シルエットを見る限り、龍のような頭が5つもあります。これはどうやらゾオン系の能力者で、考えられるのはやはり幻獣種で八岐大蛇でしょう。蛇のような頭もありますが、こちらはカイドウ同様に龍のデザインですね。

 笑い方がぐふふふとちょっと小物っぽいですが、その強そうな能力と二刀流を使うという話から実力にも期待できると思います。というか、百獣海賊団の真打ち勢が酷いから否応なしにオロチ勢に期待しちゃうんですよねぇ。

 しかし敵の二大トップが共に龍というのは面白いですね。これは単純に強いイメージがわきやすいです。

 

 また新キャラに「おトコ」が登場。遊女の見習いである禿ですが、小紫と一味をつなぐポジションになりそうです。

 なんといっても特徴的なのが、どんなときでも耐えることないその笑顔。見ているだけで、つられて笑ってしまうような存在です。現実でも稀にいますよね、いつでも笑顔で場の空気を和ませるようなタイプの人。

 

 さらに再び登場したのは、居眠り狂四郎。私は浦島くらいの存在で、そこまでメイン格にならないと思っていましたが、まさかのヤクザの親分とのことでした。これなら実力的にもオロチの軍勢のメインになりそうです。彼と戦うのが誰になるかが気になりますね。

 

 また前半ではサンジ、ウソップ、ロビン、フランキーのやりとりがありました。今回サンジが久しぶりにドレスローザ組と再会していたのは、個人的に待ちわびていたので嬉しいですね。短いやりとりだったけど、彼が戻ってきたという実感が改めて得られましたね。こういうのでいいんだよ、こういうので。あとはゾロだけか。

 さらに今回の話で、サンジの方にクイーンの刺客が来ることが判明。これで彼、ひいてはウソップやフランキーに因縁が付く相手が百獣海賊団、オロチの軍勢に出来そうです。

 しかし刺客って誰が来るかな?あるとすれば真打ちだろうけど、すでにサンジはシープスヘッドを倒しているから、超新星くらいは来てほしい気がします。そうなるとまだ全く触れられていないアプーあたりでしょうか。

 

 ところで今回、ロビンの笑顔がいちいちツボでした。なんかすごく可愛く見えたんですよね。おトコを見送った時の笑顔とか、最高でした。

 しかし来週は休載・・・早くないかな?と思いましたが、3週やって1週休みならいつも通りくらいのスパンですね。

 とりあえず年内のあと1話をどう締めるのか期待しつつ、また次回!

第928話「花魁小紫登場」 - ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察