ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察

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俺ちゃん映画「デッドプール2」感想

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(画像は公式サイト映画『デッドプール2』公式サイトから引用)

 やはり最近の日本でのアメコミのヒーローでは「アベンジャーズ」の人気が高いと思う今日この頃(これ映画版の方ね)。X-MENの勢いはだいぶ失われてきた・・・わけでもありません。まだまだ尽きない魅力があるのが、アメコミヒーロー。

 

 今回は、ヒーローとヴィランの区別すら怪しい男が主人公の映画・・・

「デッドプール2」

 について、感想を書いていきます。

 傍若無人な魅力がたっぷりの主人公に注意されないように、ネタバレに気をつけて書かなければ・・・(気になる人はニュースを見なさい)

ストーリー

 前作で見事に、彼女のヴァネッサを取り戻し、幸せイチャイチャな日々のデッドプールことウェイド・ウィルソン。未だにデッドプールとして仕事もするが・・・。

 ある時、わけあって収監されるウェイドと火を使うミュータント少年ラッセルの前に未来からやって来た半機械の戦士ケーブルが現れる。その実力は彼らを脅かすが・・・。

個人的な見どころを紹介!

 ストーリーについて、どういう想いがあったのかなど突っ込んだ内容を書いていきたいのですが、元来面白い作品はできるだけネタバレをしたくないですし、公開中の映画ともなればなおさらです。

 ということで、今回は私的な見どころを紹介していきます。

新たなチーム:Xフォース

 映画誌とかでも、けっこう取り上げられていましたが、今回デッドプールははみ出し者チーム「Xフォース」を結成します。

 これがなかなかの曲者ミュータント(?)揃いでチーム募集、結成の過程から、ぶっ飛んだ内容となっていました。メンバーたちもある意味、X-MENやアベンジャーズを遥かに凌駕するぶっ飛んだメンバーです。

 またそれに当たってウィーゼルとドーピンダーの反応が面白く、彼らなりのXフォースへの評価がうかがえます。

 その活躍は・・・・・・・・・本編で!はらはらさせてくれますよ。

 

 そういえばXフォースって、アメコミではケーブルが設立する役割を担ってた気が・・・。読んだの昔だから、うろ覚えだなー。

愛(?)あるヒーロー(?)物語

 コミカルなキャラが特徴的なデッドプールですが、アメコミ版での設定や映画での設定は両方とも相当過酷な内容であると同時に、とても愛に溢れています。

 今回のストーリーでは「はみ出し者」だからこそ教えられる「愛」について、心打たれるストーリーでした。なんかデップ―相手に、涙しかけた自分にショックだわ・・・。

 

 さらに今回はヒーローについても少し考えさせられる内容に。人によっては「アンチヒーロー」や「もはやヴィラン」などと言われることもあるデッドプールですが、今回は彼なりのヒーロー像も見せてくれます。

 以前、クウガを取り上げてヒーローについて書きましたが

平成ライダーシリーズ1作目「仮面ライダークウガ」 ヒーローに必要な説得力 - ワンピース航海記録 | 漫画と映画の感想と考察

 私の中で「ヒーロー」を考えるにあたって、新たに刺激をくれました。デップ―は、どういうヒーローに分類すればいいのだろうか?いちおうダークヒーロー・・・なんか違うな。

サイドが魅せる良いキャラ

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 デッドプールは主人公の魅力だけの作品ではありません。脇役のカッコよさもあってこそ、その物語に面白さが際立ちます。

 本作初登場となる機械仕掛けの戦士「ケーブル」、強運を武器とする女性「ドミノ」、ケーブルに狙われるミュータント少年「ラッセル」、X-MENのネガソニックの恋人「ユキオ」などと、魅力的なキャラが多数登場します。特にケーブルは、デッドプールとコミックで出ているほどです。

 

 しかし個人的に良かったのは「ブラインド・アル」「コロッサス」の二人。どちらも前作に出ています。

 ブラインド・アルは、毒舌ですがどことなく溢れる母性、コロッサスの方はそのフィジカル的な強さだけでなく、デッドプールを心配する友としての一面も見せてくれました。これらがストーリーを単純な爽快だけでなく、いい感じに心を温かくしてくれるものになっていました。

 まあ新キャラ含めてマジで驚いたのは、中盤最後の方に登場した“アイツ”なんですが・・・。

ぶち壊す第四の壁とぶち込むネタ

 デッドプールが人気な理由を考えると、出生などの設定や生き様、実力などありますが、一番はやはり「第四の壁を破壊」する言動だと思います。

 今回はそれを前作以上にぶち込んでおり、自身が物語の作品として理解するどころか、ここからの見どころ紹介や映画撮影の指示まで行う始末。こんなの笑わずにはいられない!

 

 また他作品映画の名前やネタもノーマルな会話の中でも、普通に出していきます。「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」や「シャークネード」、「アナと雪の女王」などが挙げられます。(なぜか最近見たものが多かった)

 さらにウルヴァリンやアベンジャーズネタもあります。そもそも今回登場したケーブル演じるジョシュ・ブローリンがアベンジャーズでサノスを演じているので、必然っちゃ必然ですね(笑) 

 元ネタのデップ―とサノスの関係性を考えると変な笑いがこみ上げてきます。(原作でデップ―が死ななくなったのはサノスの呪いのため)

前作以上にデッドプールな作品

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 前作は、もともとデッドプールを知っている人からすれば「微妙」だという人もいました。私の見解なのですが、やはり漫画と映画の違いだからこその表現の違いが不満に感じたのではないでしょうか。どうしてもコミカル性は漫画のキャラと現実の人間がやると雰囲気が違くなりますし、「第四の壁破壊」も表現の方法が変わってきます。(黄色の吹き出しやマーベル社へのツッコミのような超展開など)

 これは愛ある作品だからこそ、そのように思ってしまうので、わからなくもありません。ちなみに下品でギャグが面白くなかったという人もいますが、その手の人は多分デッドプール自体が合わないタイプのデップ―を知らない人じゃないかな・・・。

 

 しかし本作品は、ただでさえ原作へのリスペクトがしっかりしていた前作以上にリスペクトを感じられ、デッドプールの傍若無人さ、えらく回る口の上手さ、下品ながらもコメディ的で愛嬌あるヒーロー性をフルに魅せてくれる「前作以上にデッドプールな作品」となっていました。

 少なくとも、デッドプールを期待して見に行く人を裏切ることは、あんまりないんじゃないかなと思います。

 

 ただやはりこの作品、1から10まで面白さを味わいたいならある程度アメコミや他作品映画の知識が必要になっていきます。

 いちおうアベンジャーズ、X-MEN、ジャスティスリーグのようなアメコミヒーローネタは表面だけでも知っておくと、よりいっそう楽しめると思います。少なくとも「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」「グリーン・ランタン」は見ておきたいところです。理由は劇場で確かめなさい!

 

 コメディもシリアスもこなせる大人気ヒーローの我らがデッドプールさんが主役の作品「デッドプール2」

 R-15でちょっとしたグロやエロもあるので、万人受けする作品ではないですが、思いっきり楽しめて、頭おかしい(褒め言葉)と言える作品になっています!気になった人は最寄りの劇場で御覧じろ!